こんにちは朱夏です。
今回は、これからプログラミングを始めようとしている人向けに書いていこうと思います。
プログラミングスキルを身に着けたい!
でも、何を準備すればいいんだろう?
言語はどれをやるのがいいのかな?
学習するのにどのくらいお金がかかるんだろう?
プログラミングを始めてみたいけど、一歩を踏み出せない、どうやったらよいか解らないといった人向けに書きました。
プログラミングを始めるなら、HTMLから始めてみるのをお勧めします。
理由は、一言で言うと「手軽」だからです。
実のところを言うと、HTMLはプログラム言語じゃないのですが、個人的にはここから始めるのをお勧めします。
それでは、詳しく書いていきます。
プログラミングとは
HTMLから始めてみよう
準備するもの
セットで学びたいCSS
独学とスクールどっちがいいの?
あとがき
プログラミングとは
入門編ということで、まずは基本的な所から。
プログラミングとは何か?
そして、プログラミングが難しい、ハードルが高いと思われる理由も少し解説したいと思います。
プログラミングとは、「指示書を書くこと」です。
やってほしいことを言語化して書き記したものですね。
コンピューター相手に指示書を書くために作られた言葉、それがプログラミング言語と呼ばれるものです。
そしてプログラミング言語には、計算が早いもの、アウトプットが得意なもの、サーバーとのやり取りが得意なものなど、言語によって得手不得手があります。
その中から、自分の作りたいものに合った言語を使ってプログラミングしていくことになります。
次にプログラミング言語のハードルの高さについて。
世間的に見ると、プログラミングは難しいと思われているのが一般的だと思います。
それは、以下の様な理由で、馴染みにくいからであると考えられます。
- プログラミング言語の大多数は英数字と記号
- 上から順に読んでいくだけでは理解出来ない
- 言語によっては開発環境の準備が大変
プログラミング言語の大半は、英数字と記号で構成されています。
私の様な英語アレルギーの人だと、コードを見ただけで拒絶反応を起こす人なんかもいます。
英語苦手な人にとっては、英語の壁とプログラミング言語の壁、2つの壁を越えなければいけないのでその分ハードルが高く感じてしまいます。
プログラミング言語はその性質から、上から順に読んでいくだけでは何が書いてあるか理解できないものが結構な頻度で会ったりします。
処理がループしていたり、時には別のファイルで処理を行い戻ってきたり・・・といった事が頻繁に起こるので、コードを読み解けるようになるにはそれなりに経験が必要になります。
大抵の人はプログラミングの学習をインプットから始めるので、コードを読む→良く解らない→挫折というルートを通っている気がします。
過去の私もそれでJAVAやC+といった言語を一度挫折しています。
あと、開発環境の準備が大変なものもあります。
開発環境がセットになっているものならば良いのですが、コードを書くにはこのツールを、実行結果の確認にはこのツールを、コンパイルにはこのツールをと、環境を準備するだけでおなか一杯になってしまうものもありました。
また、ツールの日本語化、機能の追加などでいくつかのプラグインを入れる必要があったりもして、その辺りがハードルを上げていると感じています。
HTMLから始めてみよう
プログラミングを始めてみようと思っている人にお勧めするのは、HTMLから始めてみることです。
その理由は以下の3つです。
- 比較的理解しやすい
- 環境準備が楽
- 即効性がある
順番に説明します。
1.比較的理解しやすい
HTMLは、厳密にはマークアップ言語といい、タグと呼ばれる指示パーツを使って文字や画像といった要素を表示していき、webページを作成するためのものです。
なので、基本的に表示させる文章に対しての指示は前後のタグを見れば解りますし、画像も<img>タグという解りやすい名前のものを使って表示しているので、初心者でも解りやすくなっています。
そして、基本的はに上から順に読んでいけば実行結果通りになる様に出来ています。
2.環境準備が楽
環境準備については、楽というか、場合によっては必要ありません。
何故なら、環境準備で必要なものは以下の3つだからです。
- PC
- テキストエディタ
- ブラウザ
これだけです。
お試しでちょこっとやりたいという人なら、PCさえあればメモ帳とブラウザはPCに標準で入っているもので問題ないです。
腰を据えて学習したいという人でも以下を準備すれば問題ありません。
Chromeについては、普段使っている人も多いと思いますし、Visual Studio Code(VSCode)は、無料で提供されているにもかかわらず、これ以上のエディタは見当たらないと思えるくらい高機能です。
たとえ始めるために1からインストールしたとしても、大掛かりなツールでインストールに時間がかかるといった事もありません。
3.即効性がある
個人的にはこれが一番お勧めする理由として強いです。
コードを書く→結果を見る これがストレス無くできるというのがHTMLの強みです。
プログラミング言語で必要な「コンパイル」という変換作業が必要ないので、「ブラウザで作成中のHTMLファイルを表示>HTMLファイルにコードを書く>ブラウザをF5更新して表示」と、細かいプロセスごとに繰り返し確認ができます。
以上の事から、HTMLから始めてみることをお勧めしています。
HTMLで手軽に「コードを書く」という体験が出来ることは、自分が向いているかを試す上でもとても重要なことだと思います。
セットで学びたいCSS
ここまで読んで、HTMLを学習してみようかなと思た方へ。
追加で申し訳ないのですが、HTMLと一緒にCSSを学習する事をお勧めします。
何故かというと、CSSとセットで学習する事で、WEBサイト作成で出来ることが大幅に増えるからです。
CSSというのは、「Cascading Style Sheets」の略です。
HTMLで描かれた文章や画像に対して、文字サイズや色、画像の大きさなど、見た目を調整してくれる言語です。
HTMLだけでもある程度は調整できますし、画像も、画像データのサイズ自体を変更する事で見た目の調整は出来ますが、細かくデザインしたいなら、CSSをセットで学習した方が効率が良いです。
CSSも、HTML同様にコンパイルの要らない言語なので、HTMLの中に一緒に書いたり、別ファイルにまとめて書いたりすることもできます。
この2つを学習していくだけでも、私と同程度のレベルくらいまでなら、早い人なら1、2か月で追いつけると思います。
※私は現在JavaScriptの学習中
先ずはHTMLとCSS、この2つを学習して、プログラミングに慣れていきましょう。
独学とスクールどっちがいいの?
個人的にお勧めしたいのは独学なのですが、この問題の答えは決まっていて、結論から言うと「その人次第」です。
決して投げやりなわけではありません。
理由は3つ。
- 「いつ」学習したのかが人によってバラバラ
- 「時間」に投資するという感覚に個人差がある
- 現代では学習方法が豊富
それぞれの解説の前に、独学とスクールの特徴を上げておきましょう。
独学
スクール
特徴としてメリット、デメリットをそれぞれ上げてみました。
人によってメリットにならないもの、デメリットにならないものもあると思います。
端的に言うとそれが理由です。
深堀りしていきます。
1.「いつ」学習したのかが人によってバラバラ
比較的解りやすい理由だと思います。
スクールに通うとなると、定期的にスクールに「通学」する時間が必要になります。
しかもいつ行ってもいいわけではなく、「授業に間に合う時間」に行かなくてはなりません。
また、学習に充てる時間もスクールだと決まっています。
これらを学習のためのコストとして投資できるかは、自分の価値観だけでなく、学生なのか、社会人なのかといった立場によっても変わってきます。
2.「時間」に投資するという感覚に個人差がある
ここで言っている時間とは学習効率の事を指しています。
スクールの質にもよりますが、独学に比べるとはるかに効率よく、短時間で学習を進めることが出来る筈です。
これは、ある一定のスキルを身に着けるためのコストを「お金」で支払うのか、「時間」で支払うのかの問題です。
価値観の違い、環境の違いなど様々な理由で変わってくる問題です。
悲しいことに、私の場合、スクールに通うためのお金も時間の確保も出来なかったので、独学を選択せざるを得なかったのです。
3.現代では学習方法が豊富
これは、選択肢は2極化しているわけではないという話です。
独学でもドットインストールやProgateといったオンライン学習サイトを使用する、youtubeのチュートリアル動画で学習するといった方法で、独学でお金をかけていなくても簡単に講義を受けることができますし、質問箱などで技術的な質問ができる場所もあります。
逆にスクールも実際に通学が必要なスクールだけでなく、TECH::CAMPなどのオンラインスクールを使えば、家にいながらスクールの学習カリキュラムを受講する事が出来ます。
また、WEB上で販売している教材を購入するのも一つの選択です。
私はまだ使ったことがないのですが、こういった教材には、得点で学習のサポートサービスや、サロンというコミュニティに加入出来るものがある様で、独学でありながら同じ領域で頑張っている人と知り合えたり、質問できる場を得られたりするので有益です。
1つの方法に固執せず、無料のもので良いので色々と試してみるのが良いと思います。
学習方法について書いてきましたが、最後に私のおすすめの学習の流れを書いておきます。
- ドットインストール、ProgateでHTML、CSSの学習(無料)
- サンプルでWEBサイトを1つ作ってみる
- 不足していた知識をググる
- 簡単なWEBサイトを模写してみる
- 理解できなかった部分をググる
- 得た知識でサンプルWEBサイトをバージョンアップ
- 必要と感じたらスクールor有料の教材を購入
こんな感じです。
あとがき
プログラミングの入門編として、HTMLから(セットでCSSも)始めてみませんか?というお話でした。
HTMLはかなり手軽に始められるので、迷っているくらいなら先ずはメモ帳で試してみてください。
挫折したとしても、いつの日か「今ならできそう」と思う日が来るかもしれません。
私がそれを体験しています。
数年前にCSSを別ファイル管理するのが苦手で挫折していましたが、今はだいぶ慣れて、CSSでやれることを増やしていっています。
ここまで読んでくれた皆さんも、一緒に挑戦していきましょう。
といったところで、今回はここまでです。
次回もよろしくお願いします。